デジタルカメラの一眼レフを使っていると、とてもクリアで自分の狙った画をそのまま切り取りことができてとても楽しいのですが、何か全て思い通りで見えてしまうものの不自由さを感じてしまいます。
先日ロサンゼルスで1000枚ほどの写真を撮り、そのうちの300枚ぐらいがOLYMPUSのPEN EE-3で撮ったフィルム写真です。
帰国後に自分の写真を見ていると、クッキリ思ったとおりに撮れているデジカメの写真はイラストレーションを描くための資料としてとてもよい仕上がりだと感じます。
でも、フィルムで撮った写真は、クッキリはしていないのですが、その分雰囲気や空気感がたくさん詰まっているような気がするんです。
PENTAX SPOTMATIC FやCONTAX 167MTは持っているんですが、デジタル1眼レフのK100Dsuperと一緒に持って歩くにはちょいと重すぎます。
そこで、COSINAのC1Sを探すことにしました。
が、3回ほどオークションで競りましたが、あまりにも高騰し、入札を断念・・・。
そうしていると、おや?見たことのあるスタイルのカメラが・・・
Vivitar V2000です。
外観はCosina C1Sのようなデザインですが、内部はCosina C1EXのOEMだそうです。
しかも誰も入札していない・・・。
・・・ということであっさりと落札できました。
▲うん。やっぱりいい感じの質感。大きさも手の小さい私にはぴったりです。
なんでV2000なのかというと・・・ほぼメカ仕様なんです。
なので、オートフォーカスや自動巻上げは無く、バッテリーが無くなっても写真を撮り続けることができます。そして何よりもKマウントであることが重要なんです。
現在の私のシステムはPENTAXに準拠しているのでKマウントのレンズでフィルム写真を撮りたいというのが最大の選択理由になるわけです。
触った質感は・・・とてもチープです。
シャッター音もミラーの音がカックーンと反響する感じ。
でも巻上げをギュッツと自分でしてから写す感覚は撮ってる感が大きくて好きです。
問題の重量は、425gで比較的軽量です。ですが、OLYMPUS E-410が375gであるのを考えるとやはりまだ少し重い感じ。レンズをつけると500gを超えてしまいます。
そうなると、本来の目的である軽量コンパクトには少し遠くなりますが、
Kマウントでメカ感覚を楽しむためのカメラという位置づけで楽しむのが良さそうです。
▲なかなかコンパクトで持ちやすい形をしています。
ひとつ困りごとがありました。
それは露出のあわせ方です。
シャッターボタンを半押ししているときだけ露出の+-表示が出る仕様になっているので、シャッターを半押しした状態でシャッタースピードダイヤルを回さなくてはなりません。
が、右手の中指でシャッターを半押しして、親指と人差し指でシャッタースピードダイヤルを回す・・・ことは難しいです!!
ということは、ある程度シャッタースピードを決めて、左手でマニュアルレンズの絞りリングをまわして露出を決めるのがいいのかも・・・。
とにかく、慣れが必要ですね。
▲なかなかコンパクトで持ちやすい形をしています。
シャッタースピードは1/2000秒までなので、PENTAX-M 50/F1.7の場合は、
開放を使うのが難しそうです。が、そのへんをうまく使えるようになったら
写真の腕も上がるのかも・・・
最近の札幌は猛吹雪で天候が良くないので外での撮影が厳しいのですが、
週末に晴れたら外で撮影してみたいと思っています。
2008年2月24日日曜日
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